Château Lafite Rothschild

プレゼンテーション

1868年、ジェームス・ド・ロートシルト男爵は、現シャトー・ラフィット・ロートシルトの所有権を獲得します。以来これまで5世代、同シャトーはロートシルト家の経営下に置かれています。14世紀には、中世の領地名としてラフィットの名前が登場します。18世紀初頭には、ラフィットのワインは既にロンドンでも販売されており、イギリス首相ロバート・ウォルポールからの愛顧を受けます。フランスにおいては早くから「王のワイン」と評され、リシュリュー元帥はヴェルサイユ宮廷でラフィットを振る舞い、名声は高まります。1855年、パリ万国博覧会を機会に発表されたグラン・クリュ格付により、シャトー・ラフィット・ロートシルトのワインは「最高級ワインのリーダー的存在」との公式評価を獲得しています。
全110ヘクタールのブドウ畑は以下3つのゾーンから成ります。シャトーを囲む丘陵畑、西のカリュアド台地、そしてサンテステフ地区内の一区画(4.5ヘクタール)。ブドウが植えられている表層部は、風積土と細かい礫が混ざり合って深い層を形成しており、下層部は第三紀の石灰質。十分な排水処理と日光照射が得られています。ブドウ品種は、カベルネ・ソーヴィニヨン(70%)、メルロ(28%)、カベルネ・フラン(3%)、プティ・ヴェルド(1%)です。グラン・ヴァンに使用されるブドウ樹の平均樹齢は45年。「ラ・グラヴィエール」と呼ばれる最高樹齢の区画は、1886年に植樹されています。

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